AIの推論に必要な性能と型番の選び方
目安
- GPUのメモリ(VRAM):AIの中身(パラメータ)と、やり取りの途中の値が収まる大きさが必要。量子化で必要量を減らせる:一般的な考え方
- 電力あたりの性能:たくさんのサーバーで動かすほど、消費電力の小ささが運用費に効く。L4は小型・低消費電力のデータセンター向けGPU:公開情報:https://www.nvidia.com/en-us/data-center/l4/
- サーバーとの相性:ファンの無いデータセンター向けGPUは、対応サーバーの風で冷やす前提:一般的な考え方
- ソフトの対応:使う推論ソフトが、GPUの仕組み(CUDA、ROCmなど)に対応しているか:一般的な考え方
AIの推論とは、学習が終わったAIに質問やデータを渡して、答えを出させる作業のことです。チャットAIへの返事や、画像の判定、音声の文字起こしなどがこれにあたります。学習に比べると1回あたりの計算は軽いですが、たくさんの人が同時に使うサービスでは、多くの計算を休まず続ける必要があります。 必要な性能の考え方として、まずAIの中身(パラメータ)がGPUのメモリ(VRAM)に収まるかが大切です。AIの中身の数字を少ないビット数で表す工夫(量子化)を使うと、必要なメモリを減らせます。サービスとして動かす場合は、電力あたりの性能や、1台のサーバーに何枚入るかも大事になります。小型で消費電力の小さいNVIDIA L4やT4、大きめのAIにはL40SやH100・H200、大きなメモリを持つAMD Instinct MI300Xなどが使われます。 選ぶときの注意として、データセンター向けGPUの多くはファンが無く、サーバーの風で冷やす作りなので、対応するサーバーが必要です。使う推論用のソフトが、そのGPUに対応しているかも確認しましょう。 新品が手に入らないときは、推論は学習ほど最新のGPUを必要としないことも多いため、ひとつ前の世代(A10、A100、T4など)の中古品や、VRAMの多いワークステーション向けGPUも選択肢になります。AIを量子化して小さくし、手に入りやすいGPUで動かすという考え方もあります。
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よくある質問
学習と推論では必要な部品が違う?
推論は学習より必要なメモリや計算が少ないことが多く、小型のGPUやひとつ前の世代でも動かせる場合があります。
量子化とは?
AIの中身の数字を、少ないビット数で表して小さくする工夫です。必要なメモリが減り、手に入りやすいGPUで動かしやすくなります。
新品が無いときは?
T4、A10、A100などひとつ前の世代の中古品や、VRAMの多いワークステーション向けGPUも選択肢になります。