輸出規制(EAR)とは(Export Controls (EAR: Export Administration Regulations))
ひとことで:米国政府が「米国製の高性能チップを特定の国へ送ることを制限する」ルール。日本の業者が海外に再販するときにも関わります。
詳しく
EAR(米国輸出管理規則)は、米国商務省のBIS(産業安全保障局)が運用する輸出管理のルールです。NVIDIAやAMDの高性能GPU・AIアクセラレータは「先端コンピューティング品目」として規制対象で、米国から中国などへの輸出だけでなく、第三国からの「再輸出」も対象になります。つまり日本の業者が中古のデータセンターGPUを中国の買い手へ転売する場合も、米国の規制に触れる可能性があります。規制の線引きには「TPP(総処理性能)」という性能指標が使われます。2026年1月15日にはBISが最終規則を施行し、TPP 21,000未満・DRAM帯域6,500GB/s未満の製品(NVIDIA H200、AMD MI325Xなど)について、中国・マカオ向けの許可審査を「原則不許可」から「個別審査」へ変更しましたが、第三国からの再輸出や中国内での移転は引き続き原則不許可です。中古取引でも仕向け先と最終需要者の確認が欠かせません。
具体例
BIS最終規則(2026年1月15日施行):TPP 21,000未満かつDRAM帯域6,500GB/s未満の先端コンピューティング品目の中国・マカオ向け輸出を個別審査へ。再輸出・域内移転は原則不許可を維持。
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