Voltaとは
Voltaは、NVIDIAが2017年5月に発表したGPUのアーキテクチャで、データセンター向けのTesla V100に使われました。AIの計算を専門に速くする「Tensorコア」を初めて入れた世代です。
| メーカー | nvidia |
| 発表年 | 2017 |
| 製造プロセス | TSMC 12nm FFN |
主な変更点
- AI向けの行列計算を速くするTensorコアを初搭載(V100は640個)
- 210億トランジスタ、TSMC 12nm FFN工程
- HBM2メモリ
- 第2世代NVLink
Volta(ボルタ)は、NVIDIAが2017年5月10日のGTCで発表したGPUのアーキテクチャです。名前は、電池を発明したアレッサンドロ・ボルタからとられています。主にデータセンターやスーパーコンピューターで使われました。 いちばん大きな特徴は、AIの学習でよく使われる「行列の計算」(数をたてと横に並べた表どうしのかけ算)を専門に速くする「Tensorコア」を、初めて入れたことです。最初の製品であるTesla V100は640個のTensorコアを持ち、NVIDIAはディープラーニングで120テラフロップス(1秒間に120兆回の計算)の性能を出すと発表しました。 V100は210億個のトランジスタを持ち、TSMCの12nm FFN工程で作られています。メモリは、チップのすぐ近くに積み重ねて置く高速なHBM2を使い、GPU同士をつなぐ第2世代のNVLinkにも対応しました。 代表的な製品は、Tesla V100(PCIe版・SXM2版)や、仕事用のQuadro GV100、TITAN Vなどです。 中古で見るときは、V100にはサーバーの基板に直接取り付ける形(SXM2)と、差し込む形(PCIe)があり、使えるサーバーが違う点に注意しましょう。発売から年数がたっているため、最新のソフトやドライバーが対応しているかも確認が必要です。