Blackwellとは
Blackwellは、NVIDIAが2024年3月に発表したGPUの設計(アーキテクチャ)です。データセンター向けのB200などではAIの計算を大きく強化し、2025年1月にはゲーム向けのGeForce RTX 50シリーズにも使われました。AIの計算で使う4ビットの小さな数(FP4)に対応したのが特徴の1つです。
| メーカー | nvidia |
| 発表年 | 2024 |
| 製造プロセス | TSMC 4NP(データセンター向け)/TSMC 4N(GeForce RTX 50などのRTX Blackwell) |
主な変更点
- データセンター向けは2つの大きなチップを10TB/sの通路でつなぎ1つのGPUとして動作
- 2080億トランジスタ(データセンター向け)、TSMC 4NP工程
- 第2世代Transformer EngineとFP4(4ビット)のAI推論に対応
- 第5世代NVLink(GPUあたり双方向1.8TB/s)
- RTX Blackwell:第5世代Tensorコア・第4世代RTコア・GDDR7・DLSS 4マルチフレーム生成
Blackwell(ブラックウェル)は、NVIDIAが2024年3月18日のGTC(NVIDIAの技術イベント)で発表したGPUのアーキテクチャ(チップの設計の仕組み)です。データセンター向けとしてはHopperの後に、ゲーム・仕事向けとしてはAda Lovelaceの後に来る世代です。 データセンター向けのBlackwell GPUは、2080億個のトランジスタ(電気のスイッチ)を持ち、TSMCの4NPという工程で作られます。とても大きな2つのチップを、毎秒10TBでつながる通路で結び、1つのGPUとして動かすのが大きな特徴です。ほかに、第2世代のTransformer Engine(AIの計算を速くする仕組み)、4ビットの浮動小数点(FP4)でのAI推論、GPU同士を1.8TB/sでつなぐ第5世代NVLink、故障を見つけやすくするRASエンジンなどが加わりました。 ゲーム・仕事向けの「RTX Blackwell」は、2025年1月6日にGeForce RTX 50シリーズとして発表されました。TSMCの4N工程で作られ、最上位のGB202チップは922億個のトランジスタを持ちます。第5世代Tensorコア、第4世代RTコア、新しいメモリGDDR7、1枚の描画から最大3枚の画面をAIで作る「DLSS 4 マルチフレーム生成」に対応しています。 中古で見るときは、同じBlackwellでもデータセンター向けとゲーム向けで、チップも用途もまったく違う点に注意しましょう。
前後の世代
このアーキテクチャの型番
NVIDIA GeForce RTX 5090
2025年1月30日
NVIDIA GeForce RTX 50802025年1月30日
NVIDIA GeForce RTX 5070 Ti2025年2月20日
NVIDIA GeForce RTX 50602025年5月19日
NVIDIA GeForce RTX 5060 Ti 16GB2025年4月16日
NVIDIA GeForce RTX 50702025年3月5日
NVIDIA RTX PRO 6000 Blackwell Workstation Edition2025年4月
NVIDIA B200—
NVIDIA GeForce RTX 50502025年7月
NVIDIA RTX PRO 2000 Blackwell—
NVIDIA RTX PRO 4000 Blackwell—
NVIDIA RTX PRO 4000 SFF Blackwell—
NVIDIA RTX PRO 5000 Blackwell—
出典
- https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-blackwell-platform-arrives-to-power-a-new-era-of-computing
- https://images.nvidia.com/aem-dam/Solutions/geforce/blackwell/nvidia-rtx-blackwell-gpu-architecture.pdf
- https://nvidianews.nvidia.com/news/nvidia-blackwell-geforce-rtx-50-series-opens-new-world-of-ai-computer-graphics